今回は三刀流を目指すきっかけと今後の目標ついて話していきます。
そもそも三刀流を目指し始めたきっかけは社会人一年目に飛び込みで営業をしていたころに大きな出会いでした。大学の野球部に四年間所属していたものの、度重なるけがや実力不足によって公式戦の出場記録はなし。野球の夢も一度諦め就活ののち、一般就職。しかし配属先で出会った一つの縁から私の野球人生の続きが始まっていきます。
いわき菊田クラブ
一般就職後、福島県のいわき市に配属となりコロナ前ということもあり一年目の私は飛び込み営業で指定されたエリアを周り始めました。その初日にいわき市のクラブチーム“いわき菊田クラブ”の代表にたまたま飛び込み営業で出会ったことがきっかけです。その時にその監督と出会っていなければ私が今海外で野球をしていなかったかもしれませんし、そのように考えるとこのご縁には感謝しきれません。小さいころから野球と同じくらいサッカーが大好きで、大学卒業後は絶対サッカーをするんだと決めていた私は最初その出会いがあってからも、その当時まだ社会人チームだったいわきFCのセレクションをうけようと真剣に考えていたぐらいです。しかしたまたま休日に、練習に参加させていただく機会があり大学で不完全燃焼だった私はもう一度野球したいという思いからいわき菊田クラブに入団させていただきます。
最初はただ野球がしたいという思いだけでしたが昔から人と違うことしたがる私は皆が挑戦していないことに取り組もうと思い出します。そこで最初考えたのがオーバースローとアンダースローのミックスでした。幸いにも高校時代にアンダースローをかじっていたことがあり、このスタイルがどのくらい通用するのかと思うようになったころまずは独立リーグに挑戦しようということでセレクションを受け、社会人二年目の冬、会社を辞め、BCリーグ茨城アストロプラネッツに入団します。
BC茨城から世界へ
最初はもちろん挑戦するからには日本最高峰であるNPBを目指していましたが、茨城アストロプラネッツの特色でもあるグローバルな考え方に興味を持ち始め日本だけでなく海外にも挑戦してみたいという気持ちが芽生え始めます。
そんな中で迎えた茨城二年目のシーズンに突然GMから「オーストリアで投手を探しているチームがあるけど挑戦してみる?」というオファーをいただき、そこから私の海外挑戦が始まりました。2022夏シーズンをオーストリアのDornbirn Indiansでプレーをさせていただくことになりました。この時も、オーストリアは助っ人が三人までというルールがあり、投手の助っ人がけがをしてしまったことで新しい投手が必要ということで急遽チームに加入させていただきました。いろんな出来事が重なりたくさんの経験をさせていただく機会を得られたことに感謝です。
更に海外初挑戦中に多くの選手が冬のシーズンはまた別の違う国で野球をしながら過ごすということを聞き、2022冬のシーズンは季節が逆転するオーストラリアのCoomera Cubsというチームにご縁で所属させていることになりましたなりました。どこの球団やクラブにしても私を野球という道に戻してくれた人がいて、海外という新たな可能性につなげてくれる人がいて、自分一人では決してここまで辿り着くことはありませんでした。人と人との出会い、ご縁で私は野球ができているので私に関わってくれた全ての方に感謝です。
今後について
そして2023年夏のシーズンは昨年同様オーストリアのDornbirn Indiansに戻ってきました。昨年プレーオフの末2位という結果に終わり昨年の雪辱をはらしに戻ってきました。今年こそはリーグ優勝そしてオーストリア1位の座をつかみ取りたいと思います。また今年はヨーロッパのカップ戦にも出場する予定です。投手としてだけでなく野手としてもチームに貢献そして少しでもヨーロッパに爪痕を残せるようにすることが今年の野球の目標です。
それに加えてこのように海外と私をつなげてくれた方達のように私も海外の野球や生活について多くの発信をしていき、今後私のような挑戦をする人がたくさん増えるように情報発信をしていくことが個人的な目標です。今度は私自身がご縁をつなげる立場になっていければと思います。日本で野球をしているとNPBや社会人野球などレベルの高い野球に注目が集まりがちではありますが、新たな選択肢として海外挑戦という道もあることを伝えていきたいと思っています。大学では一度も出場機会がなかった私でも海外では助っ人としてチームのお手本であり、指導をしてく立場でもあります。挑戦に年齢は関係なく誰にも可能性は無限大であると言うことをこのブログで発信していければいいなと思います。
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