今回はヨーロッパの野球チームのキャンプの様子をご紹介していきます。
日本のプロ野球のキャンプといえば沖縄や宮崎などの暖かい場所で行われるのが恒例です。それはヨーロッパでも同じです。4月14日に開幕戦があったオーストリアですが、私がオーストリアに到着した3月27日は雪が降っているなど気温は最低気温が氷点下、最高気温も5℃前後でとても野球に適した気温とは言いづらくまだスキーのシーズン真っ只中でした。ということで今年Indiansがキャンプを行ったのがイタリアのReggio Emilaという場所です。ミラノから車で約二時間。Dornbirnからは約7時間ほどでした。期間は4月1日から4月7日まで。チームメイトは助っ人の私たち以外は仕事や学校があるので参加できたのは10人ほどでしたがその様子についてご紹介になるのかわかりませんが写真などを使って振り返りしていきます。
移動
基本的にヨーロッパは日本と違って陸続きなので車で他の国に移動ができます。なので大きな車二台で約7時間かけて3月31日金曜日の午後から移動開始。オーストリアからお隣のスイスに入り、そこから南下してイタリアを目指します。
国境には検問所があり無作為に選ばれた対象は車の中なども調べられるみたい。そのせいもあってか国境付近は渋滞につかまります。ちょうど金曜の帰宅時間と重なったこともあり、かなり時間を取られました。
練習内容
基本的に練習は一日練習。午前中に守備面の練習。午後がバッティングという流れ。
7:30 朝食
8:45 出発
9:00 ウォーミングアップ開始
9;30 キャッチボール
10:00 守備の基本練習(ゴロ捕球やフライの追い方)
11:00 守備連携(投内連携、内外野連携、シチュエーションノック)
12:00 お昼休憩
13:00 バッティング練習、(ライブBP、ノーマルBP)
15:00 トレーニング
16:00 終了
16:30 宿舎に帰ってミーティング(練習について、プレーについてなど)
19:00 夕食
練習は週の序盤は基礎練習多めで、終盤に向かうにつれサインプレーや連携など練習が多くなりました。守備だけでなく打撃練習でも状況に合わせたバッティングの練習など試合に向けて準備をしていきます。
試合
実はイタリアはヨーロッパの中でも一位、二位を争うほど野球のレベルが高く筆者の体感で行くと日本のNPBの二軍などと同等レベルかなと思わされるくらい。野球自体のレベルというより、身体能力の高さが特に目立ちました。というのもベネズエラなどの中南米から来てる選手が多いことも関係しています。(ルール上登録が簡単やイタリアの移民の関係)
そんなレベルの高いイタリアの一部リーグ(セリエA)に所属する地元のチームReggio Rays
と二試合させていただきました。結果は1勝1敗でしたが勝敗よりもお互いにいろいろ作戦を試したり、ポジションをたくさん動かすなど試行錯誤の多い試合で課題を見つけたのが一番の収穫と言えるでしょう。
野球以外の楽しみ
食事
キャンプの一番の思い出といえば野球よりも本場のイタリアンを堪能したことと言っても過言ではありません。毎日ピッツァとパスタそしてランブルスコ(スパークリング赤ワイン)、ティラミスを堪能できたことは一生忘れないでしょう。
ショッピング
土曜日から毎日試合や練習が続き木曜日だけ午前練習で終わった日がありその日の午後は行きたい人で近くのアウトレットに買い物に行きました。正直日本のアウトレットと似た感じですが建物の感じがかなりヨーロッパ感が強かったのかなという印象でした。
筆者のちょい失敗談として、筆者はキャンプの一週間前までオーストラリアにいたのでオーストラリアドルの感覚で買い物をしてしまったことです。円に直すと1豪ドル約90円に対して1ユーロ約145円。約160ユーロの買い物をしたのですがオーストラリアの感覚的に1万5000円位かなと思っていたら、後でカードの明細を見たときに約2万3000円で「あれっ」と思わされた瞬間でした。もし皆さんもいろんな国を移動する機会があればぜひ気を付けていただきたいと思います。
振り返り
ほとんど筆者の自己満足の振り返りになってしまいましたが、こんな経験ができるのも海外で野球をしていなければできない体験です。もし少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
そして耀大選手のブログの中にもありましたがYouTubeの投稿も始めました。
野球だけでなく旅行などの様子もアップする予定ですのでそちらもチェックしてくれたらうれしいです。
YouTubeのリンクはこちらから。
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