前回、私が所属しているチームについて簡単にご紹介しましたが、今回はそのリーグについて詳しくご紹介していきたいと思います。
GBL
Coomera Cubs はBaseball QueenslandのGBL(Greater Brisbane League)というリーグに所属しています。日本で言う独立リーグのようなイメージです。トップリーグ(Division1)には10チームが所属しており、ホーム&アウェー方式で毎週2試合を戦います。試合は基本的に金曜の夜と日曜日のお昼に行われます。
基本的に助っ人は三人まででどこのポジションでも出場可能です。ただ投手のみルールが存在します。主に1週間で助っ人外国人が投げれるイニングが7回(21アウト)まで、というルールが存在します。合計で7イニングまでなので金曜日に4回、日曜日に3回などはOKです。
様々な国からの助っ人がいて、アメリカ、カナダ、日本やラテン系の国まで多種多様です。ABLにコールアップされることもあったり、ABLシーズンが始まるまでの調整で来ていたりと助っ人のレベルもまちまちですがレベルが高い選手が多いイメージです。大体のイメージだと投手で約85-90mph.野手は打てて走れる選手かホームランを量産するような選手など特徴がある選手が多いイメージです。
ABLとの関係
オーストラリアにはABLと呼ばれるオーストラリア国内最高峰のリーグがあり日本のNPBの選手なども、春季キャンプの前にパワーアップの為、参加しているリーグです。
ステイトリーグとの大きな違いはもちろん野球のレベルが少し上がることを始め、お給料が出るか出ないかや、各助っ人によって待遇は違うと思いますが、住む家や飛行機などもチームから支給される点です。しかしこれはチームなどによって個人差あるのでステイトリーグのほうが待遇がいい場合もあります。ABLのチームはアメリカのAAAやAAなどからも調整やパワーアップのために来ている選手もいるため、自分の腕試しをする舞台としては申し分ありません。
肝心のコールアップですが、昨年を通しての体感だとかなり厳しいところはあるかなというのが印象です。というのもABLのほうにも助っ人のルールがあり、日本やアメリカのトップチームからも選手を集めているためそこの選手と競争していかなければならないという点があります。それらの選手がけがをしたというようなことがあったり、万が一の時の戦力補強がメインになってきます。それらの選手が元の球団のキャンプのため帰国する2月あたりが狙い目になってきたりはしますが、その時に近くのABLチームが優勝争いやプレーオフ争いをしているというところも重要なポイントになってきたりするので、実力に運も必要になってくるというのが私の意見です。昨年同じチームのアメリカ人が同じようなチャンスがあり練習参加までこぎつけましたが、結局は破談となってしまいました。彼はステイトリーグ内でホームラン王争いをしていて、走攻守とてもバランスの取れた選手でしたがそれでも厳しかったというところを見るとかなり運に左右されるところがあります。
生活
お給料が出ないステイトリーグでどのように生活していくかをお伝えしていきます。オーストラリアは入国に必ずビザが必要になるので、ビザの形態にもよりますが、ワーキングホリデイを使っての入国が一番簡単で生活するうえでも困ることはないと思います。というのもオーストラリアは物価が高くて有名な国ですが加えて最低賃金等も$30(2023年11月)日本円だと約2700円。週5日8時間働いて税金を引いても約週$1000が平均です。そこから食費や住宅などは契約によって様々ですがそれでも、十分貯金ができるくらいです。野球のパワーアップをしながら次のシーズンのために貯金もしたいというような方にはおすすめできます。
今後はオーストラリアの生活についてもまとめていきますのでそこも気になる方はチェックしてみてください。
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