今回は私が所属するオーストリアのチームDornbirn IndiansとDornbirnという街について紹介してきたいと思います。
Dornbirnについて
オーストリアのVorarlberg州の一番西側に位置するDornbirnはスイスとの国境に面していて川を渡るとすぐスイスに入れます。首都のウィーンまで電車で約9時間という場所です。人口は約5万人。オーストリアでは10番目に大きい都市と言われています。(全部で約72の都市)観光名所は少ないものの、東アルプスの端の一部であるカレン山であったりMohrenというビール会社の最古の醸造所があることで有名です。
カレン山の頂上まではロープウェイに乗って中腹まで行くことができロープウェイを降りて約1時間ほど歩くと頂上まで辿り着くことができます。そこまで急激な坂などはなく、動きやすい服装であれば登れる比較的観光客などにも優しい登山道です。ロープウェイの発着場にはレストランもありハイキングを楽しんだ後ここで飲むビールは格別美味しく感じました。
ビールといえばオーストリアのお隣のドイツのイメージが強いですが、ドイツに勝る世界で二番目にビールの消費量が多い国です。(ちなみに一位はチェコ)国内に300か所近くビールの醸造所があります。
その中でも最古の醸造所がドルンビルにあり、1763年から約260年近くの歴史を誇るMoherenビールは国内でも人気は高く国内だけでなく国外からわざわざビールを買いに足を運ぶ人たちがいるほど。醸造所見学の際には自分好みのビールをクラフトすることができビール愛好家からも愛されます。
西と東ではビールの味にも違いがあり、是非飲み比べなどをして回るのもおすすめです
Indiansについて
野球チームはもちろんソフトボールチーム、そしてオーストリア特有のスローピッチと言われるソフトボールに似た競技を行なうチームなどユースチームなどを含めて組織全体としては11のチームが存在します。1991年にオーストリア野球ソフトボール協会に正式に加入しました。当時の映画「major league」に登場したクリーブランドインディアンズがモデルとなっているそうです。この映画はあの石橋貴明さんの出演するハリウッドコメディー映画で今でも人気を誇っています。チームの創設にあたり当時学校の音楽教師であった日本人の方が体育の授業で野球を教えたことがきっかけでチーム創設に至りました。
昔から日本人との交流も盛んで私で三人目の日本人助っ人となっています。
そもそもオーストリアは他のEU国と大きな違いがあり日本人は観光ビザで約6か月(180日)滞在することができます。他のEU国は約三か月(90日)でその先はビザの申請が必要となるので日本人の獲得が他のリーグよりも多いリーグではあります。
ここ近年の成績は2019年にオーストリアチャンピオン、2022年にオーストリア二位という成績を残しておりオーストリアの中でも常に上位候補です。昨年のプレーオフでは最終戦までもつれ込み激闘の末に敗れてしまいチーム一同今年は雪辱に燃えています。
ライバルチームは隣町にある昨年耀大選手や北斗選手が所属したハードブルズで、ブルズとの試合の時は観客が200人近く観戦しに来ます。やはり地元の知り合いが多くプレーする試合は他の試合と比べても盛り上がります。
おいしいビールを片手に見る試合は格別のようです。
グラウンドは3年前に天然芝のグラウンドに改装され、比較的狭球場が多いオーストリアの中ではかなり整備されている球場です。グラウンドからはアルプスを眺めることができ素敵な景色の中で野球をすることができます。
チームには野球チームに三人、ソフトボールチームに二人助っ人が所属しており、計五人でチームから提供されたお家でシェアハウスしています。シェアハウスの様子はまた詳しくお話していきたいと思います。
ざっとDorubirnそしてIndiansについて説明してきましたが少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。是非instagramなどもチェックしていただけたら嬉しいです。
Indiansのリンクはこちらから。
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